このブログは、今のところ20本の記事を書いてきました。正直に書くと、アフィリエイト(記事のリンクから商品やサービスに申し込んでもらうと、少しお金が入る仕組み)の収益は、まだほとんど出ていません。リンクを押してもらえたことはあっても、実際の申し込みにはまだつながっていません。
それでも書き続けているのは、収益とは別に、「作り方」に手応えを感じているからです。私はこのブログを、Claude(クロード)というAIを主な相談相手にしながら作っています。ネタ選びや構成、公開のあとの細かい作業はClaudeと進め、文章のチェックはChatGPT・Gemini・Perplexity、画像づくりはChatGPTというように、役割を分けています。文章を書いてもらっているのではなく、相談しながら一緒に進めている感覚です。
そして、やっていくうちに気づいたことがあります。この作り方は、難聴の私とかなり相性がいいということです。
この記事でわかること
- どうやってブログのネタを「困っている人の言葉」から選んでいるか
- 複数のAIに文章をチェックしてもらう仕組みと、そこで起きた驚き
- 画像づくりで直面した「事実とのズレ」と、その乗り越え方
- 難聴の私に、AIと文字でやりとりする作り方が合っていた理由
「書きたいこと」より先に「困っている人の言葉」を調べる
最初のころは、自分が書きたい言葉をそのままタイトルにしていました。「難聴エンジニア」「難聴 デスク環境」のように。ですが、実際にGoogleサーチコンソールという、自分のブログがどんな言葉で検索されているかを見られる仕組みで確認したら、ほとんど検索されていませんでした。

そこから、まずGoogleの検索候補(サジェスト)を調べて、検索するときに使われている言葉の候補を先に洗い出すようにしました。「難聴 仕事 つらい」のように、知恵袋にも同じような悩みが出ている言葉を見ると、「これで困っている人がいるんだ」とわかります。書きたいことより先に、困っている人の言葉を調べる。この順番に変えてから、ネタ選びの迷いがだいぶ減りました。
3つのAIに聞く。点数が割れたときの驚き
文章を書いたら、公開する前に必ずChatGPT・Gemini・Perplexityの3つのAIに読んでもらい、100点満点で点数をつけてもらっています。1つのAIの意見だけで判断しないためです。

実際に、それを裏づける出来事がありました。就職の記事を書いたとき、法律の制度について書いた部分に、Geminiから「この数字の時期が間違っている」と指摘が入りました。ただ、国(厚生労働省)が出している公式の資料を確認すると、実は私が書いた内容の方が正しく、Geminiの指摘の方が間違っていました。公開したあとにもう一度読んでもらったところ、Gemini自身が自分の指摘の誤りを認め、撤回してきたのです。
AIも間違えることがある。だからこそ1つの意見をうのみにせず、複数に聞く。そして迷ったときは、AIの答えだけで終わらせず、国や公式の資料など確かな情報源を自分で確認する。この一連の作業を通して、そのことを実感として学びました。

3つの点数が割れたときは正直驚きました。AIも間違えるんだ、と。
画像は何度も思い通りにならない
アイキャッチや本文中の挿絵も、ChatGPTと相談しながら作っています。ただ、ここが一番、思い通りにいかない工程でした。

電話について書いた記事では、AIが描いた絵の中で私がスマホを耳に当てていました。でも実際の私は、耳には当てません。補聴器とスマホをBluetoothでつないでいるので、音は直接補聴器に届きます。話すときはスマホの下の方についているマイクを口元に近づけるだけです。事実と違う絵のままでは出せないので、そこを説明して描き直してもらいました。
子育ての記事では、また別の壁がありました。「お風呂に入るときは補聴器を外す」という場面を絵にしようとしたのですが、子どもが登場する入浴シーンは、安全上の理由から何度お願いしても描いてもらえませんでした。結局、人物を描くのをあきらめて、洗面台に置かれたメガネと補聴器だけを描いてもらう案に変えたところ、うまく伝わる絵になりました。
思い通りの絵が一発で出てくることは、ほとんどありません。事実と違う部分は自分で気づいて直してもらう。うまくいかない部分は、別の見せ方に変える。この繰り返しでした。

画像づくりだけは、何度直しても一発で決まったことがありません。
自分の指摘で直ったこと
このブログの記事には、文章の合間にカワウソのキャラクターが一言つぶやく「吹き出し」を3か所入れる、というルールがあります。ところが、これを2回続けて入れ忘れたことがありました。私が気づいて指摘したことで、「公開前に必ず確認する項目」としてチェックの手順に組み込まれました。

同じようなことが、記事の最後に入れているシェアやお問い合わせの案内でも起きました。私が「各記事に問い合わせの導線がないのでは」と気づいたことで、今では全部の記事に標準で入るようになっています。
その場で直して終わりではなく、同じミスが起きないように手順そのものを直す。ミスに気づく→指摘する→次から必ず確認する項目になる、という流れです。ブログを20本作るうちに、こうした確認項目が少しずつ増えてきました。AIに任せきりにするのではなく、気になったことをそのつど指摘して、次の手順に残す。この感覚は、自分でブログを育てているという実感につながっています。
難聴だからこそ、この作り方が合っている
私が難聴だからこそ、この作り方が合っていると感じている部分があります。AIとのやりとりは、すべて文字で進みます。電話や口頭の打ち合わせと違って、聞き取れずに聞き返す気疲れがありません。落ち着いて読んで、落ち着いて返す。それだけで、作業を続けるハードルがぐっと下がります。
これからブログを作ろうとしている人に伝えたいのは、AIを「代わりに書いてくれる人」にしないことです。答えを丸ごともらうのではなく、相談相手として使う。実際に何をやって、どう感じたか——体験や事実の部分は、必ず自分で入れる。そこだけは、AIには書けません。
収益はまだこれからです。それでも20本作ってきて、この作り方自体が、私が書き続けるための土台になっていると感じています。

AIは代筆じゃなく、相談相手。ここだけは譲れません。


