私は両耳とも難聴で、補聴器をつけて働いている40代のエンジニアです。2024年の9月から12月にかけて、障害者雇用で転職活動をしました。そのとき、障害者向けの転職支援をしている転職エージェントを3社、同時に使いました。
前の記事「聴覚障害の私が、転職エージェントを一社に絞らない理由」では、3社の名前を伏せて書きました。この記事はその続きです。今回は、atGP・ランスタッド・dodaチャレンジの3社の名前を出して、私が実際にどう感じたかを書きます。
先に書いておきます。転職エージェントの良し悪しは、会社よりも、担当者で大きく変わると私は感じています。ここに書くのは、あくまで「私の担当者の場合」の話です。
この記事でわかること
– 両耳難聴の私が、3社それぞれで助けてもらったこと・困ったこと
– 最後に外資系と国内の会社で迷って、国内に決めた理由
– 難聴の私が、エージェントを比べるときに見ていたこと
先に結論:3社を使った私の感想
- atGP:模擬面接が役に立った
- ランスタッド:自己分析をもとに、将来を考えた提案をもらえた(今の会社はここ経由)
- dodaチャレンジ:私の担当者の場合は、紹介された求人が希望と合わなかった
3社を同時に使った理由
1回目の転職のとき、私は1社にしか頼っていませんでした。そのせいで、担当者が見せてくれる求人が、自分の選択肢のすべてになっていました。
同じことを繰り返さないように、2024年の転職では3社に登録しました。くわしいいきさつは前の記事に書いています。
atGP:模擬面接で、受け答えを練習できた
【助かったこと】 模擬面接(本番の前に、面接の練習をすること)
atGPでは、担当者が模擬面接をしてくれました。面接でどう聞かれて、どう答えるか。本番の前に、受け答えの練習ができました。

面接の当日に私がやっていることは「難聴の私が、面接を怖いと思わない理由」に書きました。
最後に私が迷った2つの会社のうち、外資系の会社の内定は、atGP経由でもらったものです。
ランスタッド:自己分析を見てもらい、将来を考えた提案をもらえた
【助かったこと】 自分で作った自己分析を確認してもらい、将来を考えた提案をもらえた
ランスタッドでは、私の得意なこと・不得意なことをもとに、「将来を考えるなら、こうしたほうがいい」という提案をしてもらいました。

ここで、私がやってよかったことがあります。自己分析を、先に自分でやっておいたことです。
自分で得意・不得意をまとめて、それを担当者に出しました。担当者はその中身を確認したうえで、将来に向けた提案をしてくれました。担当者も提案はしてくれますが、先に自分でやっておいたほうが、話が早く進みます。

自己分析は、先に自分でやって担当者に出すと、話が早く進みます。
私の自己分析のやり方は「自分の強みの見つけ方」にまとめています。
今の会社には、ランスタッド経由で入りました。
dodaチャレンジ:私の担当者の場合は、提案が希望と合わなかった
【困ったこと】 紹介される会社が、伝えた希望と合わなかった
dodaチャレンジでは、私の担当者の場合、サポートが薄いと感じました。
自分の強みや、やりたいことをきちんと伝えました。それなのに、紹介される会社は、私の希望に合わないものばかりでした。

そこで「なぜこの会社を紹介したのですか」と、理由をメールで聞きました。返事はありましたが、私が知りたかった「なぜこの会社を紹介したのか」は分かりませんでした。「ほかに会社があれば紹介してください」とお願いしたら、それきり連絡が来なくなったこともあります。
ただ、これは私の担当者の場合の話です。担当者が変われば、感じ方も変わると思います。だからこそ、1社だけで決めずに比べることが大事だと考えています。
最後の2択:外資系と国内の会社で、私が国内に決めた理由
転職活動の最後、私は2つの会社で迷いました。atGP経由の外資系の会社と、ランスタッド経由の国内の会社です。

外資系の会社
– 良かったところ:収入が高い。働く時間が短い
– 気になったところ:いつ正社員になれるのか、契約の段階で約束してもらえなかった。だから、将来が見えなかった
国内の会社
– 私が聞いた説明では、正社員になる前提とのことだった。実際に正社員になった人もいて、安心感があった
– 福利厚生(給料とは別に、会社が働く人のために用意している制度やサービス)が整っている
収入と働く時間だけなら、外資系のほうが魅力的でした。それでも私は、将来が見えることを選んで、国内の会社に決めました。
実際に入ってみると、これまで経験してきた職場よりも、福利厚生が充実していると感じています。

収入と働く時間より、将来が見えるほうを選びました。
障害者転職エージェントを比べるときに、難聴の私が見ていたこと
3社を使ってみて、良かった担当者とそうでなかった担当者の差は、次のところに出ていました。
- 自分の希望を、ちゃんと聞いてくれるか
- 会社を紹介する理由を、説明してくれるか
- 希望と違う求人ばかりを送ってこないか
- 質問への返事に、中身があるか
- 連絡が、途切れないか
それに加えて、難聴の私にとって大事だったことがあります。私が「良かった」と感じた担当者は、私が聴覚障害であることを、先に会社へきちんと伝えてくれました。 どんな人材なのかも、前もって会社とやり取りしてくれました。書類の書き方も手伝ってもらえたので、安心して進められました。
そして、自分の側でも準備が要ります。自分の強みは何か、何ができるのかを、担当者にはっきり伝えておくこと。それがあると、担当者の提案も変わってきます。
聞こえのことで、担当者に特別に何かをしてもらった、という記憶は、私にはあまりありません。それよりも私は、待つより、自分から動くことを大事にしていました。「これはどうすればいいですか」「こうしたほうがいいですか」と、担当者にいろいろ聞いていたと思います。
心配なことがあるなら、まず自分で解決策を考えてみる。それでも解決できないときは、担当者に聞けばいい。私はそう考えています。仕事でも同じで、「難聴で仕事がつらいときに、私がやっていること」にも、待つより自分から動く話を書きました。
まとめ
私が3社を使って感じたことを、ならべ直します。
- atGP:模擬面接で、受け答えを練習できた。外資系の内定もここ経由だった
- ランスタッド:自己分析を見てもらい、将来を考えた提案をもらえた。今の会社はここ経由
- dodaチャレンジ:私の担当者の場合は、提案が希望と合わず、サポートが薄いと感じた
同じ会社でも、担当者によって動き方は大きく変わります。私の場合は、3社を使ったことで、担当者の違いが見えました。1社だけで決めず、複数の担当者と話して比べるのも、ひとつの方法だと思います。 自己分析を先に自分でやっておくと、どの担当者とも話が早く進みます。
私が模擬面接でお世話になったのは、atGP(ゼネラルパートナーズ)です。障害者雇用の転職を考えている方は、比べる候補のひとつにしてみてください。

エージェントは担当者しだいです。比べて、自分に合う人を見つけてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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